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ご挨

 2024年が幕を開けましたね。皆様新年いかがお過ごしでしょうか。年初から大変大きな2つの出来事が起きました。能登半島地震と飛行機衝突事故です。お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、被害を受けられた方に心よりお見舞いを申し上げます。
 地震については、2016年に故郷の熊本が震度7の揺れに見舞われたこと、そして北海道大学に着任したばかりの2018年に北海道胆振東部地震が発生したことなど、決して人ごとではありません。人命や研究機材・試料を守るべく直ちに、研究室内の耐震措置の再点検を実施しました。
 また飛行機については、私もよく利用するので他人事とは思えず、燃え盛る機体を見て背筋が凍る思いでした。もっと多くの犠牲が出てもおかしくない状況の中、多数の命を救った客室乗務員や乗客の行動は素晴らしいものだったと思います。
 このように近年記憶にない落ち着かない始まり方となった今年ですが、私自身は今年も引き続き地に足をつけてサイエンスに邁進していきたいと考えています。昨年も教室員が新たな発見を次々と成し遂げ、大きな喜びを彼らと共有することができました。今年はどのような興奮が待っているか、今から本当に楽しみです。教室員とともに自分自身も成長する一年に出来ればと思います。
 加えて、研究成果の社会実装にも引き続き注力していきたく考えております。昨年は9月に、創薬スタートアップFlyWorksを起業することができました。これが実現したのも、学内外の関係者の皆様から頂戴した多大なるご支援のおかげで、深くお礼申し上げます。研究成果を福祉に還元できるよう、今後一層努力して参ります。
 このように着実に前進する年にしていければと願っております。昨年5周年を迎え一層の高みを目指す当研究室に対し、本年もご理解とご指導を頂戴できますと幸甚です。どうぞよろしくお願い申し上げます

 

2024年1月
園下 将大


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