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ご挨拶

 2022年が幕を開けましたね。年が明けてこのご挨拶を更新しようと思っていたらあっという間に2ヶ月近くが経ってしまっていました。時間の経つのは早いものですね。
ここ札幌も年初から大雪に見舞われ、帰省していた私も危うく札幌に戻って来れなくなるところでした。引き続きCOVID-19の影響も長引いていますね。デルタ株が落ち着いたかと思えば今度はオミクロン株、油断できない日々が続いているのは残念なことです。早くピークアウトが訪れてくれるよう願うばかりです。


 いろいろと困難な状況が続いてはおりますが、そんな中でも我々がん制御学分野は懸命に研究に取り組んでおります。2021年も9名の新メンバーを迎え、体制が一層充実しました。多くの患者さん、そしてその周囲の人たちを苦しめているがんを制御可能な疾患にすべく、メンバーが多様な観点から、かつ一丸となって研究に取り組んでいます。昨年は、この研究室から初めて総説論文を発表することができ、一同大変感激いたしました。そして活動は研究室内に留まらず、宇宙にハエを打ち上げる計画も始動しました。ヒトがんの遺伝子の異常を模倣したハエが宇宙でどのようなことを教えてくれるか、大変楽しみです。


 また昨年は、研究で得た成果を社会に還元して福祉向上に貢献できるよう、ベンチャーの起業準備も開始しました。ハエを最先端の手法で解析し、創薬研究を劇的に効率化することを目指しています。これまでにピッチコンテストで複数の賞を受賞するなど、理念やビジネスプランに共感いただいている手応えを感じています。数年以内の起業に向け今年も準備を一層加速してまいります。


 最後までご挨拶にお付き合いいただき、ありがとうございました。研究だけでなく、雪の日でも遭難しそうな日以外は続けているランニングクラブ、自家焙煎の極みを目指すコーヒークラブなど、引き続きさまざまな活動を楽しんでまいります。今後ともご指導とご支援を頂戴できますと幸いです。そして、みなさまにとりましても素晴らしい1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

2022年2月
園下 将大


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